「学ぶ」は「真似る」
【「学ぶ」は「真似る」】
『「学ぶ」ことは「再現可能性」があることなのかが大切。授業の中で何を学んだのかは人それぞれ違ってもいいし、誰から学んだかなんかも忘れてもいい。けど何か1つでもしっかり自分の「学び」にして次に生かして欲しい。』
これは先日、西宮市の今村市長が授業の受講生に対して伝えたことをまとめたものです。その中でも、「学び」を、どう高いレベルで「再現」するのか?その大切さを教えてくださいました。
再現性を高くするには、具体的な対象を抽象的な言葉に変換する技術が必要だと言って
いました。
例えば、「ホームランがどうやったら打てるのか?」という問いに対して
「来た球をバーンと打て!」
という野球選手は能力があったとしても言語化する力はありません。しかし、
『そのピッチャーの一番遅い球に照準を合わせて、そのピッチャーの一番
速い球に対応する。速い球に対応しようとすると遅い球に対応出来なく
て、身体が前に出てしまう。だから、そのピッチャーの一番遅い球に対応
しようとして、速い球に対応する。 すると、空振りも少なくなる。、一番
遅い球を待って、速い球に対応することがまずは大切。他は......』
という野球選手は自分の中でなぜ打つことができるのかという理由を、自分の中で言語
化できているからこそ相手に伝えることができるのです。
情報には触れるこの社会で、何をインプットし、どうアウトプットするのかは大切なこ
と。“学ぶ”という言葉の語源は“真似ぶ”、つまり真似をすること。まずは人の考え方な
どをうまく真似る。その中で自分なりに噛み砕いてオリジナルを構築する。
これからも学んだことは言語化することを習慣化して引き出しを増やしていきます!